医師が働く場合に給料を重視する理由

非常勤医師という選択

「病院における必要医師数調査結果」(2015年・日本医師会編)によると、医師全体の約1/5に相当する人々が非常勤としての契約で働いています。2010年に行われた同様の調査と比較すると、非常勤医師として働く人々は増加傾向にあるようです。アンケートの調査結果では、非常勤という雇用形態を選ぶ理由の第1位は「収入を増やしたい」というものでした。医師給与を時給で比較すると常勤と非常勤では、後者が勝っています。一般に医師給与は高額と思われていますが、どのような理由から医師たちは更なる収入アップを望んでいるのでしょうか。先のアンケートによると、第1位の「収入を増やしたい」以外には「生活を充実させたい」、「育児と仕事を両立させたい」、「両親の介護」といった理由が挙げられています。

生活の質の向上を求めて

常勤の医師として働く場合、基本的にフルタイムでの拘束となります。更には当直や当直明けの連続勤務、急な呼び出しもあったりで中々、医師が自分の時間を確保するのは容易ではないようです。まさに身を粉にして働いていると言っても過言ではないでしょう。労働時間を減らせば、自分の時間を確保は出来ますが、当然ながら給与も減ってしまいますし、そもそも常勤の立場では自分の都合で労働時間を減らすことは難しいでしょう。対して好条件の非常勤として働く場合は、自分の生活や時間とのバランスを取りつつ、必要な額の給与を得ることが可能なので収入の目減りを防ぐこともできます。働き方次第では、収入の増加も望めます。医師の給与額を重視する姿勢からは、自分自身(と家族)の生活を大事にしたいという医師の願いが見えてきます。